今回は神奈川県の横浜市と鎌倉市にまたがる大船エリアを歩いてみました。JR大船駅は京浜東北線の終点、上野東京ラインや横須賀線などが通る大きな駅です。大船近辺の住民や乗り換えなどで乗降者数が多いですが、近辺の駅に大きな観光地がたくさんあるためか、観光客はだいたい横浜～鎌倉間で通り過ぎてしまうことが多い気がします。

実は、大船駅最寄りにも観光として立ち寄れる場所があるんです。…ということで、今回は大船駅から歩いて行けるスポットをご紹介します。

スポット①大船観音寺

大船駅を西口側へ降りると、駅前の山の上に大きな観音像の頭が見えます。( 結構大きいです！ ) 今まで何回か通るたびに何だろう、と思いながら通り過ぎていましたが、中に入ることができるそうなので行ってみました。

駅からは徒歩５分程度で大船観音寺の入口まで行けます。入口から多少山を登りますが、少し登るとすぐ観音像の近くにたどり着くのでそれほど辛くないイメージでした。

大船観音寺は1981年に建立されましたが、それよりも約50年ほど前に、地元有志による平和祈願のために着手されていたそうです。しかし、当時の社会情勢や資材不足により、しばらく未完のままで1981年にようやく完成しています。境内には、印象的な観音像の他に、子育て地蔵や厄除地蔵が祀られてあり、恒久平和を祈願して、原爆慰霊碑や「原爆の火」の石灯籠なども建てられています。( 大船観音寺 案内看板より )

丘の上まで上がると、観音像の胎内に入ることもでき、胎内には千羽鶴や戦死された方への供養の千体仏などが奉納されています。

約15分ほどで敷地内をぐるっとまわってきました。参拝後、帰りはこんな感じで大船の町が見えました。晴れている日に登るととても気持ちがいいですよ☀

大船観音寺　https://oofuna-kannon.or.jp/ アクセス：JR大船駅 西口より徒歩５分程度　( 専用駐車場はありません ) 参拝料：300円 ( 小人 100円 ) 開門時間：9:00～16:00

スポット②神奈川県立大船フラワーセンター

大船駅から徒歩だと少し遠いですが、少しさんぽ気分で歩いて行くこともできる距離にある大船フラワーセンター。季節ごとに色々な花を見ることができます。

園内は日影が少なくて夏に行ったらかなり暑かったですが、広々した敷地に夏の花畑が綺麗に広がっていました🌻

写真の近くにはグリーンハウスがあり、グリーンハウス内でやっていたのは食虫植物の展示。珍しい植物が多く、期間限定ではありますが、スタンプラリーなど体験できるイベントもやっていました。外から見た印象よりも意外と広く、たっぷりまわって見ることができると思います。

他にも園内にはツバキ園やバラ園などもあるので ( 夏は咲いていませんでしたが )、他の季節に来ても楽しいと思います。おそらく、今は人気のバラ園などの季節でないというのもあるせいか、夏は休日でも混みあうこともなくのんびりとした雰囲気でした。

日比谷花壇大船フラワーセンター　https://www.fcofuna-kanagawa.jp/ アクセス：JR大船駅西口より徒歩15分程度 ( バス乗り場１番からバスでも行けます。神奈川中央交通バスで3分程度、岡本下車 )　　※有料駐車場あり 入場料：400円 ( 20歳未満の学生 200円、高校生・65歳以上 150円 ) 開園時間：3～10月 9:00～17:00、11月～2月 9:00～16:00 ※第二と第四月曜日が休園日

ちょこっとおまけでご紹介

大船駅始発の乗り物、湘南モノレールという路線があります。大船～湘南江ノ島を結んでいて、大船駅から乗ると鎌倉を通り、神奈川県南部の海沿い 江ノ島まで行くことができるモノレールです。フルで乗ると片道320円というやや高めの運賃ですが、乗り物もアトラクションの一つと考えればかなり安い乗車賃です。

この湘南モノレールのすごいところは、普通の住宅の市街地をぎりぎりすり抜けて通っているところ✨大船の駅周辺では数分間隔で近くをモノレールが通る様子が見られます。大船名物になっているそうなので、高架近くを歩いて観光するのもおもしろそうですね。

さいごに

いかがでしたか。大船駅は大船の観光ももちろんですが、鎌倉や江の島など、東京・横浜から大船よりさらに遠い観光地への接続としても便利なところにあります。鎌倉や湘南方面へ観光しようとすると、JR線で直接行くことができるので、わざわざ途中下車する人は少ないですが…あえて大船駅で降りて観光する → 大船駅から湘南モノレールに乗って湘南方面に行く、という観光コースは結構おすすめです。( 私が鎌倉駅や小田急線の江ノ島駅の混み方が苦手だから、というのもあるかもしれません💦笑 )　湘南観光リピーターの方など、いつもとルートを変えてやってみてはいかがですか。

訪問日：２０２３年８月

この記事は書き手の主観によるものです。実際の状況は変わる場合があります。